はじめに
第1部 評価分析
第2部 ビジネスコミュニケーション
第3部 仕事の進め方
第4部 人材育成とチームデベロップ 第5部 業績向上
付録
逆引き目次

4-1.チーム員とチーム力量の査定


<ポイント>
・戦える力があるのか
・戦うためには何が必要か?
1.目標達成には力が必要
2.完全なチームはどこにも存在しない
3.目標を追いながら力量を上げるしくみが大事
4.リーダーの役目の主要部分

チーム員の3つのスキルの評価

長所の伸展、弱点の補強(育成方針)

チーム全体の3つのスキルの評価

長所の伸展、弱点の補強(支店運営方針)

強く、戦える支店づくりへ

チャート図25
成果を導くスキル
コミュニケーション 仕事のすすめ方 専門知識

個人とチーム チームの力量

関連セクション

チャート図25(チーム力査定シート)

<作業の考え方>
|@チーム力とは構成員の力量と職場環境によって決定される
|A職員の力量の総和と職場環境をチャート化し、イメージで捉えられるようにする
|B力を入れるべき分野がはっきりとし、方針も作り易くなる
|C定期的にチェックすることでチームの成長も良くわかる
<作業の方法>
|@各職員のコミュニケーションスキル、仕事のすすめ方のスキル、専門知識を5段階評価し、全体平均を出す
|A職場環境としてコミュニケーション環境、リーダーシップ、ノウハウ集積共有状態(ナレッジデータベース)を5段階評価する
|B以上6点を上図にプロットし、チームの強み、弱みを明確にする

4-2.チーム目標とルールの策定


<ポイント>
・目標とルールはコインの裏表
・チームを見れば(風土)、業績が分かる
1.目標があってもルールがないと人は動けない
2.ルールばかりだと息がつまる
3.ルールを作るのも破るのも、最初はリーダー
4.目標(夢)とルール(しばり)のバランスコントロールがリーダーの腕の見せどころ

目標は具体的に、ルールは簡単に

成果が出るまで、ルールは変えない

成果が出ても、ルールは変えない

成果が落ちたら、ルールを見直す(考える、変えない)

いよいよ最後にルールを変える

チャート図26
組織運営

目標

パフォーマンス

思いを数字に置き換える

業績につながる

ルール

リソーセス

思いを行動に置き換える

風土につながる

<バランスが大事>
ルール
(しばり)

目標達成・実現
目標
(夢)

関連セクション

4-3.チーム員の力量アップとルーティン業務のプロジェクト化


<ポイント>
・ルーティン業務の偏重は、マンネリ、組織力低下へ
・ルーティン業務は、ノウハウ蓄積の証
1.ノウハウ(経験、知識)がなければ、ルーティンにならない
2.ルーティン業務は先人たちの遺産
3.工夫のないルーティン業務は資産の喰いつぶし

ルーティン業務の工夫を改善という

恒常的な工夫の積み重ねが、従業員の力量アップと組織力アップにつながる

資産の喰いつぶしではなく資産の拡大

業務向上につながる

チャート図27
仕事の取り組み方

ルーティン

投下時間が読める
行動計画は読みづらい

工夫が必要

プロジェクト化

プロジェクト

行動計画が読める
投下時間は読みづらい

関連セクション

4-4.チーム力量アップとプロジェクト業務のルーティン化


<ポイント>
・プロジェクト業務の偏重は、組織化につながらない
・プロジェクト業務をルーティン化する時、組織力は向上する
1.ノウハウをつくる近道はプロジェクト型業務
2.プロジェクト業務は、実践、応用(ルーティンは練習試合)
3.プロジェクト業務は手本が必要
4.手本を示すのは支店長の役目

プロジェクト業務の取組みは改革

プロジェクト業務は、チームとチーム員に新しいノウハウをもたらす

新しい資源の獲得と、チーム員の能力向上に寄与する

チャート図28
仕事の取り組み方

ルーティン

投下時間が読める
行動計画は読みづらい

プロジェクト

行動計画が読める
投下時間は読みづらい

記録が必要

ルーティン化

関連セクション

4-5.業務委任の考え方と具体的スキル


<ポイント>
・業務委任は、リーダーの時間をつくる
・業務委任は、職員の力量を上げる
1.委任は、ビジネスコミュニケーションの一つ
2.委任は、リーダーの本来業務に寄与する(リーダーをサポート)
3.その時間だけは中断をしない仕事の態勢をつくる

委任の仕方が大事

ルーティンワーク

期限を明確にする(投下時間)

職員は工夫する

力量アップ

プロジェクトワーク

目的を明確にする

職員は自ら考える

力量アップ

チャート図29
ワークスタイルと委任


委任のアクションポイント
1. なぜわたしが?
2. 考える(仕事を概観する)
3. 事前計画
4. 部下把握
5. 仕事全体を
6. 明確な説明
7. では、委任をしよう!
8. 慎重なチェック
9. 疑問に対処
10. 賞罰

関連セクション

4-6.チーム会議(コミュニケーション)の考え方と具体的スキル


<ポイント>
・チーム会議、打合せは、目標達成のための最有効手段
・コントロールを失うと、目標達成を妨害する最大要因
1.チーム会議はコミュニケーション手段の一形態
2.コミュニケーションの目的を整理する
3.目的にあった手段を選択する
4.逆効果になるには、リーダーシップの欠如

効果を上げるには

原理・原則

・情報の公平化
・終わりの時間
・アクティブヒアリング

運営方法

・目的を絞る
・リーダーシップと
メンバーシップ
・記録とサマリー(おさらい)

チャート図30
会議の方程式
出席人数
投下時間
明 瞭 性
目的
行動計画
会議のアクションポイント
1. 単一目的
2. 議題を減らす
3. 出席者を減らす
4. 時間を節約する

関連セクション

4-7.チーム目標としての顧客接点強化策


<ポイント>
・大原則は、お客様の信頼を得ること。できればファンになってもらうこと
・業績の全ては、顧客接点から生まれる!!
1.顧客接点方針をつくろう!!
2.そのために必要な作業
 1)商品の整理、理解
 2)支店の強み、弱みの把握
 3)お客様を知る(エリア、ターゲット、プロセス)
3.顧客接点のシチュエーションを整理
 1)店頭
 2)電話
 3)外回り
 4)サークル活動
 5)その他

一貫したスタイル(方針)で望む

信頼につながる

チャート図31
顧客接点

関連セクション

チャート図31(チーム目標としての顧客接点強化策)

今期の
顧客接点基本方針
 
今期の
重点商品の整理
 
今期の
支店の強みと弱み
 
マーケットインの
ポイント
 
重点顧客接点の
設定
 
<作業の考え方>
|@業務向上の宝は全て顧客接点にある
|A支店一丸となって顧客接点の統一対応は、支店の業績を必ず向上させる
|B文章化することで、各自のコミュニケーションが飛躍的に向上する
<作業の方法>
|@上記の表の各項目を次長、役席者と協議して埋める
|A埋めるためには他の項目のチャートも必要となるので、支店長マニュアル(虎の巻)を参考に作成する
|B顧客接点は色んな局面に考えられるが、まずは一つか二つの顧客接点を定めて、そこを重点的に
|アプローチすることが成果への近道

4-8.チーム目標としての従業員接点強化策
(情報の公平化、共有化策)


<ポイント>
・大原則は、チームワークの強化
・業績の好不調は、従業員接点から生まれる
1.従業員接点方針をつくろう!!
2.そのために必要な作業
 1)仕事の棚卸し
 2)各職員の強み、弱みの把握
 3)コミュニケーション手段を整理する
3.従業員接点のシチュエーションを整理
 1)朝礼
 2)ミーティング
 3)相談
 4)サークル活動
 5)その他

基本ルールは大切

無駄なくわかり合える環境づくり

チャート図32
従業員接点



関連セクション

チャート図32(チーム目標としての従業員接点強化策)

今期の
従業員接点基本方針
 
今期の
仕事の棚卸し
 
>今期の
職員の強みと弱み
 
コミュニケーションの
ポイント
 
重点従業員接点の
設定
 
<作業の考え方>
@業務向上を左右するのは従業員接点
A支店一丸となって従業員接点の統一対応は、支店の業績を必ず向上させる
B文章化することで、各自のコミュニケーションが飛躍的に向上する
<作業の方法>
@上記の表の各項目を次長、役席者と協議して埋める
A埋めるためには他の項目のチャートも必要となるので、支店長マニュアル(虎の巻)を参考に作成する
B従業員接点は色んな局面に考えられるが、まずは一つか二つの従業員接点を定めて、そこを重点的にアプローチすることが成果への近道
第1部 評価分析第2部 ビジネスコミュニケーション第3部 仕事の進め方第4部 人材育成とチームデベロップ第5部 業績向上付録

主催:日本タイムマネジメント協会 情報提供:仕事の科学研究会