◎2004/10/15発行
「みんな飢えている」
10月から来年の3月までは、企業・団体さんからの依頼のセミナーや講演を数多く実施します。
先日もあるメーカーさんと地方自治体さんの若手、中堅対象の方々にセミナーを実施しました。
両者の参加者の共通点。それを一言でいえば「飢えている」ということになります。
当然ですが、食べ物がなくて飢えている訳ではありません。「効率的な仕事の進め方」に飢えていたようです。
両者とも50名前後の大人数のコースでしたが、全員真剣に参加して下さり、私も気を緩めることはできませんでした。(実は、いつもは、結構緩んでます。)
今回のコースも依頼主体である人事部門より、「OJTで上司、先輩が以前と違って、指導するゆとりがないので、非効率的な仕事をしている可能性があるので、よろしく頼みます。」とのことでした。
それにしても、コース内容を貪欲に吸収する態度には敬服せざるをえず、ついつい、こちらも力が入るという久々に気持ちの良いセミナーでした。
まじめに、前向きに取組む若手や中堅社員の態度と比較すると、その気持ちをくんで、もっと成果の出やすい環境づくりに力を入れている経営者、管理者はどれくらいいるのかなあと、つい不安にもなりました。
どうも、若手、中堅に比べると経営者、管理者は「飢え」が足りないように思った10月初旬のセミナーでした。