◎2009/2/15発行
□仕事を変えよう□
***チームデベロップの基本***
どこでも、どんなときでも成果が出せるチーム、組織を作るには、二つの作業をしなければなりません。一つは、構成員である一人ひとりの個人の力量を上げること。もう一つは、一人ひとりの力量を十分に発揮できるチーム、組織の環境作りです。そして、この作業をするのがリーダーの役目ということになります。
それでは、一人ひとりの力量を向上させる作業とは、どんな作業でしょうか? 本書の読者のみなさんは、すでにおわかりだろうと思います。そうです。コミュニケーション能力、仕事の進め方の技術、そして専門知識の修得です。
一方、環境作りとは、どんな作業でしょうか? もうおわかりだと思いますが、コミュニケーションの環境とルール作り、仕事の進め方のルール作り、専門知識の蓄積方法のルール作りです。
つまり、コミュニケーション、仕事の進め方、専門知識(ノウハウ)の三つの分野をチーム員個々とチームそのものが、六つの作業項目として取り組むということです。この六つがしっかりできていると、いつでも、どこでも成果を上げることができます。
この六つの作業項目が大切であることがわかれば、現状のチームがどうなるのか、どの項目を強化すべきかもわかってきます。
下図のようなチャートで把握すれば、わかりやすいと思います。
この考え方を基に実務の面で、着手すべきことは、三つあります。一つは、仕事の委任、もう一つは打合せ、会議、そして最後が上司、部下の同行営業等のOJTです。この三つがスムーズに実行できるように、先の六項目に取り組むことが、いつでも、どこでも成果の出せるチームに近づく王道ということになります。
●チームデベロップメント
@目標達成には力が必要。
A完全なチームはどこにも存在しない。
B目標を追いながら力量を上げるしくみが大事。
Cリーダーの役目の主要部分。
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○チーム員の3つのスキルの評価
・コミュニケーションスキル
・仕事の進め方
・専門知識
↓
○長所の伸展、弱点の補強(育成方針)
↓
○チーム全体の3つの環境の評価
・コミュニケーションスキル
・仕事の進め方
・専門知識
↓
○長所の伸展、弱点の補強(チーム運営方針)
↓
○強く、戦えるチーム作りへ
=「図解 仕事ができる人のタイムマネジメント」東洋経済新報社刊p174より引用=