◎2009/9/15発行
「勤勉と時間厳守」
時間厳守という言葉ほど、タイムマネジメントのイメージを代弁している言葉はありません。
と同時に、この言葉ほど、タイムマネジメントを誤解させている言葉もないと思っています。
私は、時間厳守という行為は、タイムマネジメントに関わることではなく、社会人としてのマナー(社会生活を支障なく過ごすための行動基準)だと思っています。
今回は、この時間厳守と勤勉の関係について考えてみることにしました。
時間厳守は、社会人としてのマナーである一方、時間通りキチキチと物事を進めるイメージもあります。
更に、時間を当方の得意技である両極併存発想で考えてみると、社会人のマナーとして守らなければならない「社会的時間」があります。そして、その対極にあるのは「個人的時間」といえます。
こう考えると「物事にただひたすら打込む、勤しむ」勤勉のイメージは、社会的時間をキチキチと取り行なうのではなく、個人的時間をキチキチと取り行なうことといえます。
あえて、勤勉と時間厳守を語れば、勤勉とは、自分の時間をキチッとコントロールできる人、自分の時間厳守の人といえると思います。