◎2008/8/1発行
「はじめての15分オーバー」
先日ある企業で女性社員だけの一日トレーニングを実施しました。
女性だけの参加者のトレーニングとしては、5回目の実施となります。
男性のみや男女共同でのトレーニングと異なり、多少の緊張が生じます。それは、言葉づかいをちょっとばかり配慮しないといけないと思っているからです。使ってはいけない表現やリアルな現場を再現するための女性の言い回しなど、どうしても普段とは違うエネルギーを使うことになります。
それと今回もそうでしたが、男性だけのトレーニングと明らかに違うことがあります。それは、参加者の熱心さということになるでしょうか。真剣に集中して、私にとっては異性の方々から視線を浴びせられると、ついついいつもは話さないことなどをレクチャーすることになり時間が押せ押せになってしまいました。
結局、5時に終了するコースが5時15分に終了することになり、私のあとの人事部長さんの講和のお時間を侵食してしまいました。
5分程度の時間オーバーは結構ありますが、さすがに15分オーバーは初めての経験です。どうしてそうなったかを真摯に検討してみました。レクチャーコンテンツの数や例え話など精密に一日を振り返った結果、一つの結論に達しました。
それは、レクチャーを終わらせたくないと思っていた自分の存在があったということです。
いつもは何とか終了時間に終わらせるように努力する私がいるのですが、この日は終了時間は頭になく、とにかく伝えることだけに専心していた自分がいました。それだけ、参加者の方々の真剣にかつ興味を示しながらの受講態度があったということだと思います。
時間はオーバーしましたが、全国から集まった17名の方々が現場に戻って活躍なさることを期待できる一日となりました。