◎2005/11/1発行
「長いことやってると、こんなこともある!?」
先日、あるメーカーさんの若手、中堅のセミナーで、おもしろいことが起きました。
それは、コミュニケーションのセッションでの出来事でした。
その日は、たまたまいつもは話さないことを話しました。それは、言語における「否定語」についての、お話しでした。
フランスのある言語学者で、世界中の言語の中で、否定語の数を調査している方がいます。その方の説によると、「一番否定語が多いのはフランス語で、一番少ないのはアフリカのマリ共和国のバンバラ語で、フランス語に比較すると桁違いに少なく、会議も相手を否定しないので、長時間かかる」という話を紹介しました。
すると、参加者の中から、大きな声で「日本に来て、初めて母国の話を聞きました!私がバンバラ語を使っているバンバラ族です。」と、満面の笑みを浮かべ発言した参加者の方がいました。さすがに、私だけでなく、参加者一同ビックリ。さっそく、彼に、バンバラ語についての説明をしていただきました。おかげで、とっても説得力のあるコースになりました。
実例は、本当に説得力があるという一幕でした。