ごあいさつ |
株式会社‘A’Timeマネジメントは、「‘A’Time」の理論とテクニックを日本のビジネス社会に「普及・浸透・定着」させるために設立されました。 また、日本において「‘A’Time」の理論とテクニックを伝えることのできる唯一の組織でもあります。 ‘A’Timeの発祥の地イギリスとのビジネス風土の違いを克服し、日本のビジネス社会になじむよう、約3年の月日を費やして、「日本型‘A’Time」が完成いたしました。 完成したことに満足することなく、これからもより多くの企業、より多くの方々と接し、理論とテクニックをより充実させ、日本のビジネス界に貢献していく所存であります。設立されて日も浅い会社です。皆様の深いご理解と、温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。 株式会社‘A’Timeマネジメント
代表取締役社長 行本明説 |
はじめに |
こんにちは。行本でございます。 字がちょっと…難しいものですから黒板に書きまして、なおかつ平仮名のるびをふらなきゃ分かりませんので…。えーこう書きまして「行本明説(ゆきもと あきのぶ)」と申します。なかなか、めずらしい名前だなと自分では思っているんですが…。これはですね、この手の仕事をやるために、いわゆるペンネームとか芸名ということで付けた名前ではなくて、私の戸籍上の名前がこうなっておりまして…「明らかに説く」ということで、この手の仕事をやるにあたって非常に都合のいい名前っていいますか、名前を付けてくれた私の父には非常に感謝しております。 |
1.タイムマネジメントとは |
それでは、私のことはこれ位に致しまして、さっそく本題に入らせて頂きますと…。 ここにも書いてありますとおり、今日は「タイムマネジメント」という事についてお話するわけなんですが…、実はこの「タイムマネジメント」という言葉、非常にあいまいな言葉なんですね。皆さんの中にもこの言葉、よく聞きはするけど、じゃあ一体なんなのって思っていらっしゃる方が多いんじゃないかと思います。実際、現代用語の基礎知識とか、経営学の辞書とかをお持ちの方は、一度引いて頂けると分かると思うのですが、辞書の中にもですね、「タイムシェアリング」までは出てるんですが「タイムマネジメント」という言葉は出てこないんですね。 皆さんのお手元にあります本にも、「セルフマネジメント」という言葉で書かれているんじゃないかと思います。お手元にありますその赤い本はですね、イギリスでの2日間のトレーニングコースで使われているテキストをそのまま訳したものなんですが、ここにも‘Effective Self-management’と書いてありまして、「タイムマネジメント」という言葉は一切使われておりません。 何故なのか、と申しますと…。 ここにいらっしゃる皆さんも、お一人お一人、違った価値観なり違った人生観、異なったワークスタイルをお持ちのことと思います。全く人と同じ!なんてことはありえないですよね。別人格です。お一人お一人違います。で、人格が違えば、当然時間の使い方も違います。そうすると、中身も違ってきます。場合によっては、時間の流れ方さえ違うなんて状況もおこってきます。同じ24時間でも、全然違う状況になってくるわけです。つまり、時間の使い方というのは、もうまさしく、その人の人格そのもの!ということになってしまうんです。だからこの、時間のマネジメントっていうのも、つきつめていくと結局、セルフ…つまり、自分自身の問題に行き着いてしまうんだと思います。 一日は24時間でみんな共通!なんて言いつつ差が出てしまうのは、ここに原因があるわけですね。 とは言っても、人間一人一人時間の使い方は違うんだから、いっくら大変でも自分で解決しなきゃだめなんだよなんて言っていたのでは、私どもの仕事が成り立たないわけで…。 人生に限りがあるのなら、やっぱりその限られた時間を少しでも有効に使いたいと思うのが人情ですよね。そこでこの、普遍的すぎて一見つかみどころのなさそうな時間の問題を何とか明確な形にしてお伝えし、皆様に、より充実した毎日を送って頂きたい!…と考えだされたのが、今日お話しする、この‘A’Timeのテクニックなわけです。 先程、この本はイギリスでの2日間コースのテキストだと申しましたが、本家のイギリスでは、‘A’Timeのトレーニングコース、2日間が最長なんです。我々‘A’Timeマネジメントでは、この‘A’Timeを日本の社会になじむように開発致しまして、現在、2時間、4時間、1日、2日、3日…と、最長で8ヶ月というコースまで持っております。 今日はシャープさんからのご要望もありまして、その8ヶ月で伝える内容を、1時間にまとめてお話しさせて頂くつもりです。8ヶ月を1時間に濃縮還元して行ないますので、かなりタイムマネジメントについてご理解頂けるんじゃないかと思いますが、まずは、「時間の使い方は一人一人違うんだ」と、その点を理解した上で、これからの話を聞いて頂きたいと思います。 |