上から下へ

先月正式に業務基礎スキル診断株式会社に小協会のノウハウの提供を開始しました。
同社は現在積極的な営業を展開しています。

当方の営業が書籍の出版とホームページ、メルマガに限定されているのと比較すると
同じノウハウを扱っている会社なの?と思えるほどです。

そんな中、同社に顧問の方が就任しました。
元財閥系の化学会社で役員をおやりになっていた方です。
「ワーク・コントロール」を一度通読したあと、さらにもう一度熟読。
さらに、同社が作成した「業務基礎スキル導入のススメ」なる営業用小雑誌を精読。
そして、同社社長宛に届いたメールの核心が「上から下へ」でした。

正直なところ同社には強力な助っ人が現れたなあと感じました。
というのも、小協会のノウハウが存分に力を発揮した事例には、ある共通点が
あるからです。
それは、まさしく「上から下へ」です。

長時間労働対策がうまくいった高分子吸収体のメーカーさんは
役員さんからの取り組みでした。

北関東の金融機関さんで自律型支店経営が実現できたのも、
スタートは役員そして、支店長さんへの導入でした。

そして、今はグループ合併で社名はなくなりましたが、一関の駅前にある会社さんも
役員さんと上級管理職の方からの導入でした。

ホワイトカラーの生産性向上にかかわる「ワークライフバランス」「はたらき方改革」などの
取り組みがうまくいかないのは「下から上へ」の取り組みになっているからといえます。

業務基礎スキル診断会社の新しい顧問さんは、階段掃除に例えて看破しています。
効率の良い階段掃除は「上から下に」やるもの、「下から上に」向かって掃除をすると
きれいにするためには労力も時間もかかるのだそうです。

至極当然。当たり前。しかし、この当たり前の取り組みができていない会社がいかに多い
ことか。

これはもう立派な経営責任、上場会社なら株主訴訟が起きてもおかしくないと、
私はまじめに思っています。

今年は、この新しい業務基礎スキル会社さんの顧問さんと仕事ができるので、うれしい
気分になっています。


2016
3月1日
日本タイムマネジメント普及協会
理事 行本明説