違いをお伝えする

1月の言葉に多くの反響をいただきました。ありがとうございます。

今年のテーマは「かち・まけ」と表現しましたが、その背景には、
当方のノウハウと同業他社様との違いをわかって頂きたいと言う気持ちがありました。

しかし、言葉足らずだったようです。

背景をご理解いただいていれば、余計な心配や不快な思いを招くことも無かったと反省しています。
それで、今月はストレートに「違いをお伝えする」ことを再度表明させていただきます。

2002
年に小協会をNPOとして設立した際の趣旨は「日本にタイムマネジメントのマーケットを創る」でした。
この趣旨を実現する為に多くの書籍の出版もしてきました。

仲間内からは貴重なノウハウの流出になるから「やめたほうが良いのでは・・」という意見もでました。
それほど、実は多くの同業他社さんが当方のノウハウの流用や研修方法の真似をしてくださいました。
その意味では、競合がいない市場で、真似てくださる競合が出てきたということは初期の目的を達成したといえます。

それが数年前あたりから、良かったねといっている場合ではなくなってきました。
お客様に「競合他社さんと当方の違いがわからない」や同業他社さんが当方のノウハウを
曲解して指導なさって導入企業様で成果がでないなどの問題が生じてきました。

これを看過できない状況と判断し、「ワーク・コントロール」の出版を決意した次第です。
ですから「ワーク・コントロール」は同業他社さんとの違いを明確にする為の旗印として出版しました。

今までは、ノウハウを真似られても荒立てることなく見過ごしてきましたが、
これからは「違うよ」という意思表示として「かち・まけ」の表現を自分に言い聞かせる意味で使わせていただきました。
お使いになるユーザー様に不利益が生じることをこれ以上は看過できないということでもあります。
すこしでも効果と効率が良くなる為の小協会が提唱するマネジメント手法の違いを、どんどんお伝えしていく所存です。
ご期待いただくとともに、ご支援、ご指導のほどよろしくお願いします。


2016
2月吉日
日本タイムマネジメント普及協会
理事 行本明説